図1−2は代表的な船舶用レーダー装置の一例を示すブロック図であり、図1−3の装置主要部分の時間関係を示す波形図と対象して見て頂きたい。
図1−2のマグネトロンで作られたパルス波は、回転している方位標定水平面のために指向性が鋭い(2度など)レーダーアンテナから空間に輻射される。このパルス波の繰り返し周期(T:Pulse per second:PPS)は、物標からのエコーが帰るまでの時間より長い値(1000PPS:1mSなど)であるが、アンテナの回転数(10rpmなど)に比べると非常に短く、第3項で述べるように2度などの鋭い指向性の内でも数十発が発射され、数十回の物標からのエコーが図1−2のレーダー受信系で受信される事になる。
図1−2:レーダー構成図
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